ISIS指導者、昨年5月の空爆で負傷か 米情報筋
(CNN) 過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の最高指導者アブバクル・バグダディ容疑者が昨年5月に行われた空爆によって負傷し、最大5カ月の間、組織の運営を行っていなかったことが13日までにわかった。複数の米情報筋がCNNに明らかにした。
情報筋によれば、米情報機関は、ミサイル攻撃が行われた昨年5月にバグダディ容疑者がシリア・ラッカ近郊にいたことについて高い確度で確信しているという。
こうした判断は拘束したISISメンバーや、空爆後の数カ月の間に北部シリアから逃げ出して来た人々の報告を基にしているという。
バグダディ容疑者の負傷は生命にかかわるようなものではなかったが、日々の作戦の指示を継続することはできなくなったという。
当時、ISISはイラク・モスルや、首都と称していたラッカの実効支配を失いつつあった。
空爆の標的がバクダディ容疑者だったのかや、空爆の巻き添えになったのかなどは不明。空爆を実施したのが誰かも不明。空爆の正確な日にちが分からないため、有志連合の戦闘機が関与していたのかや、ロシアの空爆による結果なのかもわからないという。