北朝鮮、「米国と対話の用意」 米国は「非核化」強調

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五輪閉会式に参加したイバンカ・トランプ氏(前列右から2番目)ら

五輪閉会式に参加したイバンカ・トランプ氏(前列右から2番目)ら

平昌(CNN) 平昌(ピョンチャン)冬季五輪の閉会式に出るため訪韓した北朝鮮の代表団が25日、米国との対話に前向きな姿勢を示したことを受け、米ホワイトハウスは同日、北朝鮮の非核化に期待するとの声明を出した。

韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領はこの日、閉会式の前に非公開の場所で、北朝鮮の金英哲(キムヨンチョル)朝鮮労働党副委員長ら代表団のメンバー8人と1時間にわたり会談した。

文氏が発表した声明によると、同氏はこの中で、できるだけ早い時期に米朝対話を行うべきだと述べた。北朝鮮側は米国と対話する用意があると答え、南北関係と米朝関係を同時に発展させることが必要との認識に同意したという。

ホワイトハウスはこれを受けて、「北朝鮮が非核化を選ぶなら明るい道が開けている」との声明を発表。対話の用意を表明した北朝鮮のメッセージが「非核化へ向けた第一歩」になるかどうかを見極めるとする一方、北朝鮮による核・ミサイル計画の行く先が「行き止まり」だということを、米国と世界は今後もはっきり示し続ける必要があると述べた。

閉会式では金英哲氏と、米国の代表団を率いるトランプ大統領の長女、イバンカ大統領補佐官が互いにわずか数メートルの位置に着席した。

開会式では、米代表団を率いたペンス副大統領が金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹、金与正(キムヨジョン)氏のすぐ近くの席に座っていた。ペンス氏はその際、南北合同チームの入場にも表情を変えなかったが、今回のイバンカ氏は立ち上がって合同チームに拍手を送った。

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