大気汚染、子どもの寿命20カ月縮める 南アジアで深刻

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
大気汚染の影響で子どもの寿命が20カ月縮む恐れがあるとの報告書が発表された/Mark Wilson/Getty Images

大気汚染の影響で子どもの寿命が20カ月縮む恐れがあるとの報告書が発表された/Mark Wilson/Getty Images

(CNN) 大気汚染によって子どもの寿命が平均20カ月縮む恐れがあり、インドやパキスタンなどの南アジアで最も事態が深刻とする報告書が発表された。

世界の大気の状況について調べた今回の報告書「SOGA」によれば、大気汚染は世界の主要な死因の5番目に位置する。アルコールや栄養不足、薬物よりも上位にあるという。

大気汚染によるリスクが高いのはアジアやアフリカなど。こうした地域では、微小粒子状物質(PM2.5)の濃度が高いほか、家庭内の調理などに石炭や木炭が使われることが多く、結果として寿命が縮むとされる。

今回の報告書では、大気汚染に関連する病気の負担の拡大は、各国政府や公衆衛生当局者が直面している大きな課題であり、各国の経済や人々の福祉など広範に影響が及ぶと指摘されている。

報告書によれば、インドやパキスタン、バングラデシュで特に問題となっている。大気汚染の影響によって縮む寿命は南アジアで30カ月、世界全体でみると20カ月。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「環境問題」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]