NY州も使い捨てポリ袋禁止へ、全米で2州目

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ニューヨーク市民がお昼休みにポロ袋を手にさげて歩く様子=1月15日/Drew Angerer/Getty Images

ニューヨーク市民がお昼休みにポロ袋を手にさげて歩く様子=1月15日/Drew Angerer/Getty Images

(CNN) 米ニューヨーク州で使い捨てのポリ袋を禁止する措置が2020年度の予算案に盛り込まれ、来年3月に施行される見通しとなった。同州のクオモ知事と議会指導部が31日に合意を発表した。

使い捨てポリ袋の禁止に踏み切るのは、カリフォルニア州に続いて全米で2州目となる。ハワイでは州内各地の自治体がレジ袋禁止を定めている。

民主党のニューヨーク州議会議員、トッド・カミンスキー氏はCNN系列局WCBSの取材に対し、「毎年何十億枚もの袋が、たった1回使っただけで捨てられる」「ポリ袋の平均使用時間は12分ほどにすぎない」と指摘した。

クオモ知事の発表によると、ニューヨーク州では個々の郡や市の判断で、紙袋に5セントの料金を課す制度を選択できる。

有料紙袋の収益のうち40%は低所得層のための再利用可能な買い物袋の購入に充て、残る60%はニューヨーク環境保護基金に積み立てる。

WCBSによると、一部には例外措置も設けられ、食品などの持ち帰り用のポリ袋、ドライクリーニング用の袋、食料品店で果物や野菜を入れるポリ袋などは、禁止対象から外される。

ニューヨーク市民の反応はまちまちだった。ポリ袋禁止を「心待ちにしている」という女性がいる半面、自宅でごみ捨て用に買い物袋を使っているという男性は困った様子だった。

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