家族パーティーの会場に襲撃、13人死亡 メキシコ
(CNN) メキシコ南東部ベラクルス州の公共治安担当部局は21日までに、同州ミナティトラン市の家族パーティーの会場を銃で武装した集団が襲って乱射し、少なくとも13人が死亡したと報告した。
19日に発生した事件で、犠牲者には男性6人、女性5人に子ども1人が含まれる。4人が負傷した。同州警察が初期段階で得た捜査情報によると、襲撃犯は乱射した際、特定の人物を探していた。この人物は同市内のバー経営者とみられている。
犯行の動機は即座にわかっていない。
同州の公共治安担当の責任者は、州や連邦の治安要員が襲撃犯らの追跡や拘束の大規模作戦に踏み切ったとツイッター上で報告した。
今回の凶行は、メキシコのロペスオブラドール大統領が数日後に同州を公式訪問する前に発生。ミナティトランの市長は大統領に治安部隊の増強を求める方針を示した。また、可能なら同市内で警戒任務に当たる国家警備隊の配置も要請すると述べた。
ミナティトランは首都のメキシコ市から南東へ約507キロ離れている。犯行現場はメキシコの国営石油企業ペメックスが運営する6つの石油精製所のうちの1つ近くだった。