イラン革命防衛隊、米無人偵察機を撃墜と主張
(CNN) イランの精鋭部隊、革命防衛隊は20日、領空を侵犯した米国の無人偵察機を撃墜したと明らかにした。両国の対立が強まる中での動きとなっている。
イラン国営プレスTVは、ホルムズ海峡に近い南部ホルモズガン州で米国製の無人機「RQ4グローバルホーク」が撃墜されたと報じた。CNNは報道の詳細を独自に確認できていない。
プレスTVによると、米中央軍のアーバン報道官は、米国機が20日に「イラン領空内で活動していた事実はない」と述べた。
トランプ米政権は17日、中東に軍要員1000人を増派する方針などを表明。「米国の要員と国益を脅かすイラン軍の敵対行為」に対抗する措置だとしていた。
中東オマーン湾では先日、タンカー2隻が攻撃される事件が発生した。米当局者はイランの責任だと主張し、トランプ氏も先週FOXニュースの番組で「やったのは彼らだ」と述べていた。
イラン側は関与を強く否定。ロハニ大統領は戦争を望むわけではないと述べつつ、イランには「意欲と活力を示して敵の策謀を打ち破る決意がある」としている。
米当局者がCNNに語ったところによると、タンカー攻撃の数時間前、イランは上空を飛ぶ米無人機に地対空ミサイルを発射したとされる。