ハワイから帰国の男女に新型ウイルス陽性反応、デルタ航空が乗客に連絡
(CNN) 日本からハワイを訪れたカップルが、帰国直後に新型コロナウイルスの陽性反応が出ていたことが分かり、デルタ航空はこの2人と同じ便に搭乗した乗客に連絡を取っていることを明らかにした。
ハワイ当局は、このカップルのハワイでの行動を調べ、濃厚接触した可能性がある人を探している。
ハワイ州衛生局によると、男女は1月28日から2月3日までマウイ島に、3日から6日までオアフ島に滞在し、6日のデルタ611便で帰国して名古屋に戻った。
デルタ航空は17日、この便に搭乗していた乗客に連絡を取るとともに、乗客と乗員のための安全対策を講じていることを明らかにした。
同便は2月6日午後にホノルルを出発し、7日夜に名古屋に到着した。
CNN系列局のKHONによると、州当局はオアフ島で2人と一緒に行動していた男性を特定した。この男性は2週間の自宅隔離に入っているという。
米疾病対策センター(CDC)によると、1月20日と22日にも、中国とロサンゼルスを結ぶ便にコロナウイルスの症状が出た乗客が搭乗していたことが分かり、当局が同じ列に座っていた乗客と、前後2列に座っていた乗客に連絡を取った。いずれの乗客も症状は出なかったとしている。