ローマ教皇フランシスコ、同性間の「シビルユニオン」に支持表明
(CNN) ローマ教皇フランシスコは、同性カップルに法律婚と同様の法的権利を認める「シビルユニオン」を支持すると表明した。カトリック通信社が伝えた。
ローマ国際映画祭で21日にプレミア上映されたドキュメンタリー映画「フランチェスコ」(ロシアのエフゲニー・アフィネフスキー監督作品)の中で、フランシスコ教皇はこう語っている。
「同性愛の人たちには家族の中にいる権利がある。彼らは神の子であり、家族への権利がある。何人も、それを理由に締め出されたり、不幸にされたりすることがあってはならない」
「我々が創設しなければならないのはシビルユニオン法だ。そうすれば法的に保護される」
同作品では、ほかにも気候変動、移民、経済的平等といった問題に関するフランシスコ教皇の見解を紹介している。北米ではSCADサバンナ映画祭で25日にプレミア上映される予定。
フランシスコ教皇は過去のインタビューでもシビルユニオンに反対しない考えを示していたが、直接的に支持を表明したのは今回が初めてだった。
前任のベネディクト16世は対照的に、同性愛を「本質的な道徳悪」と位置付けていた。