北朝鮮が軍事パレード、「潜水艦発射弾道ミサイル」を公開

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北朝鮮が労働党大会の閉幕を記念する軍事パレードを行った/KCNA/KNS/AFP/Getty Images

北朝鮮が労働党大会の閉幕を記念する軍事パレードを行った/KCNA/KNS/AFP/Getty Images

(CNN) 北朝鮮は14日、朝鮮労働党大会の閉幕を記念する軍事パレードを行い、潜水艦発射型とみられるミサイルを公開した。

国営朝鮮中央通信(KCNA)が公開した画像には、首都・平壌で夜間に行われたパレードに大勢の人や兵士が参加する様子が写っている。金正恩(キムジョンウン)総書記の姿もある。

ただ、トップニュースを飾ったのは、KCNAが「世界最強兵器」と主張する潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)だった。北朝鮮政府は新型の短距離弾道ミサイルとみられる兵器も公開したが、これはSLBMと同じく固体燃料で推進する可能性が高い。固体燃料ミサイルは液体燃料型よりも短時間で発射できる。

パレード中、群衆に向かって手を挙げる金正恩(キムジョンウン)総書記/KCNA/KNS/AFP/Getty Images
パレード中、群衆に向かって手を挙げる金正恩(キムジョンウン)総書記/KCNA/KNS/AFP/Getty Images

正恩氏は数日前、北朝鮮が核・ミサイル計画の一環で高度な新兵器の開発を進めていることを明らかにしていた。新兵器には原子力潜水艦や戦術核兵器、ミサイル防衛システムの突破を目的に設計された高性能弾頭が含まれる。

専門家からは正恩氏の計画について、北朝鮮とバイデン次期米政権の間で行われる可能性がある軍縮交渉の行方にとって懸念すべき兆候との指摘が出ている。

正恩氏は9日、「米国で誰が権力の座に就こうとも、北朝鮮を敵視する政策の本質と本心は決して変わることはない」「核兵器の開発は間断なく進められる」と述べていた。

14日のパレードは第8回朝鮮労働党大会の閉幕を祝うために開催された。党大会は北朝鮮の指導層が集まって過去数年の成功と失敗を振り返り、近い将来に向けた政策課題を設定する機会となる。通常は5年ごとに開かれるが、1980年以降は正恩氏の父親で前総書記の金正日(キムジョンイル)氏が開催を見合わせ、正恩氏が2016年に復活させていた。

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