英情報機関のMI6長官が異例の公開演説、中国の脅威に言及
(CNN) 英国の情報機関、対外情報部(MI6)のリチャード・ムーア長官は2日までに、長官に就任以降、公の場所で初の演説を行い、中国が及ぼす脅威などについての見解を示した。
MI6長官が公開演説に踏み切るのは極めて異例。
この中で、人工知能(AI)の技術が今後10年間の政治の世界を激変させると分析。AIを支配したものが主導権を握る可能性があるとも予想した。
その上で、最大の脅威の一つは中国に根差すと主張。「中国の情報機関は我々の開放的な社会の特質につけ込み、ソーシャルメディアの場を利用して自らの作戦遂行を試みている」との懸念を表明した。
今回の演説を決めた理由としては、時代の潮流が変わり、特に民間のテクノロジー業界からの支援が必要との認識に基づくとした。