ゴルフ場に巨大ブタ2頭が出没 2人負傷、クラブは閉鎖 英
(CNN) 英イングランド北部ヨークシャーのゴルフ場に巨大なブタ2頭が出没する騒ぎがあり、ブタを追い払おうとしてゴルファーなどが負傷した。
ヨークシャーにあるライトクリフゴルフ場に、ブタが最初に姿を現したのは21日。「どこから来たのか分からない」とフィリップ・マーシャル社長は首をひねる。「ゴルファーの1人がコースでブタを目撃し、追い払おうとして脚に切り傷を負い、救急外来で予防接種を受けなければならなくなった」。ブタたちはしばらくすると姿を消したので、「我々はそれで終わりだと思っていた」という。
ところがブタたちは23日に再び出没した。「18番のグリーンと1番のティーグラウンドを掘り返したので、グリーン担当責任者が1頭を追い払おうとしたところ、ブタは彼に向かってきて脚に切り傷を負わせた。彼は破傷風の予防接種を受けなければならなかったが、大丈夫だった。実際のところ、今朝(25日)はホールインワンを達成したので、悪影響は全然なかった」(マーシャル社長)
ゴルフ場は動物保護団体のRSPCAと地元警察に通報した。しかし警察は、ブタの捕獲は管轄外だと説明し、RSPCAは人手が足りないという返事だった。
ゴルフ場の隣にある道路に出没したブタ/David Jackson
「私は夕暮れまでほぼ一日中そこにいて、何とかブタたちをゴルフ場の片隅に追い詰めることができた」とマーシャル社長は説明する。「ブタたちに近づくことはできなかった。明らかに危険だったので、ゴルフ場は閉鎖した」
「ブタたちは23日夜にはゴルフ場に隣接した道路に出て行って、運搬車に乗せられて連れて行かれた。どこから来たのかも、どうなったのかも分からない」(マーシャル社長)
ゴルフ場はその後、営業を再開した。「インターネットで予約して来てくれた方には、無料のベーコンサンドイッチを贈呈する」とマーシャル社長は話している。