ウクライナのテレビ番組で親ロシア派議員殴られる 侵攻の可能性を議論
(CNN) ウクライナの政治討論番組でロシアによる侵攻の可能性を巡る議論の中で、ジャーナリストで活動家の男性がロシア寄りの議員の顔を殴り、けんかに発展する一幕があった。
18日放送の番組では、ジャーナリストのユリー・ブトゥソフ氏がネストル・シュフリチ議員の顔面を殴った。スタジオには「正気を失ったか」などの声が響き、周囲の人々が間に割って入った。
番組はロシアによるウクライナ侵攻の可能性やウクライナ当局の対処方法が議題となり、数名のゲストが参加していた。
ブトゥソフ氏はロシアのプーチン大統領を非難しないシュフリチ氏を「裏切り者」と呼んだ。
殴られたシュフリチ氏も応酬。2人は床に倒れたが、最後は引き離された。
番組にはポロシェンコ前大統領も参加し、シュフリチ氏について「クリミアに別荘を持っている」「このスタジオにはロシアのエージェントがいる」と声を荒らげた。
番組はロシアによる侵攻が間近に迫っているとみられる状況の中で放映された。