ロシア大使、赤い塗料を浴びせられる ポーランド首都の墓地で
(CNN) ポーランド首都ワルシャワにある旧ソ連兵の墓地で9日、ロシアのアンドレーエフ駐ポーランド大使が対独戦勝記念日に合わせ献花しようとしたところ、赤い塗料を浴びせられる出来事があった。ロシア国営RIAノーボスチ通信が同日報じた。
RIAノーボスチ通信によると、ポーランド人とウクライナ人がアンドレーエフ氏の行く手をふさいだという。同氏は警察に付き添われて墓地の外に避難し、その後、大きなけがはないとコメントした。
RIAノーボスチ通信によると、アンドレーエフ氏は「かすり傷程度はあるかもしれないが、私にもチームにも大きなけがはない」と話している。
ロシア外務省のザハロワ報道官はSNSのテレグラムでこの件に触れ、「ネオナチの支持者がまたしても自らの顔を見せた。その顔は血で染まっている」と述べた。
さらに「第2次世界大戦の英雄にささげられた記念碑の破壊」や「良識ある全ての人が祝う聖なる日に行われた献花式の妨害」に言及し、「欧米がファシズム再来への道を開いたことを明白に示すものだ」とした。
在ポーランド・ロシア大使館はアンドレーエフ氏への攻撃に正式に抗議する方針を示している。