ロシア航空機、NATO加盟国の領空接近増える 過去4日間

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ポーランド領空を飛ぶポーランド空軍のF16戦闘機。写真は3月29日に撮影/Benoit Tessier/Reuters

ポーランド領空を飛ぶポーランド空軍のF16戦闘機。写真は3月29日に撮影/Benoit Tessier/Reuters

(CNN) 北大西洋条約機構(NATO)の連合航空司令部は29日、ロシアの航空機がNATO加盟国の領空に近づく事例が過去4日間に複数回起きており、NATOの戦闘機が緊急発進し、追跡したり、進路をけん制したりする任務を遂行していると発表した。

声明によると、緊急発進しているのはバルト海や黒海地域の基地に配備されている戦闘機。NATOのレーダー網が26日以降、これらの海の上空で国籍不明の航空機を多数探知した。

バルト海地域では、ポーランド、デンマーク、フランスにスペインの戦闘機が接近する航空機を識別などするため何度か発進。黒海地域ではルーマニアや英国の戦闘機がNATO加盟国の領空に近づく国籍不明機を追跡などしているとした。

これらの任務に米国の航空機が加わった形跡はないとした。

ロシアの航空機はしばしば、位置や高度を知らせる自動応答装置の信号を発信しておらず、飛行計画も明らかにせず、交信にも応じないと指摘。

NATOはただ、ロシアの航空機がNATO加盟国の領空に侵入したことはないとも説明。NATO戦闘機によるけん制行動は安全かつ通常の手順で実施されたとも述べた。

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