マリウポリの製鉄所、負傷兵の退避始まる ロシア国防省発表
声明によると、現在は製鉄所一帯で停戦の枠組みが確立し、人道回廊が開通している。負傷したウクライナ兵はこの回廊を通じ、マリウポリから約40キロの距離に位置するノボアゾフスクの医療機関に搬送されているという。
マリウポリにいるウクライナ軍部隊のひとつ「アゾフ連隊」は16日遅くの声明で、「マリウポリの全守備隊は人命を守るため、軍最高司令部の承認された決定を実行している。ウクライナ国民の支援を望む」などと述べた。
ウクライナ国防省のハンナ・マリャル次官は16日、重傷者53人を含む260人以上が製鉄所から退避したと説明。重傷者53人はノボアゾフスクの医療機関に搬送され、残りの211人は人道回廊を通じてドネツク近郊のロシア支配地域の町オレニフカに移送されたと明らかにした。