西へ進攻のロシア軍に「大きな損失」 ウクライナ軍参謀本部
(CNN) ウクライナ軍参謀本部は15日、ロシア軍がウクライナ東部のルハンスク州とドネツク州の境界まで西に進攻しようとして、人員と装備に大きな損害を負ったと明らかにした。
参謀本部によれば、一部の地域では戦闘の結果、ロシア軍の人員は20%未満だという。
参謀本部によれば、ロシア軍の空挺(くうてい)部隊は、ルハンスク州ポパスナへ向かうなか、大きな損失をこうむり、単独で動けなくなったため、今後の活動のため、ロシアの民間軍事組織の要員と連携している。
ポパスナは今月初めにロシア軍の支配下に入ったものの、ロシア軍はそれ以降、支配地域の拡大をほとんど進められていないようだ。
ロシア軍も数週間にわたり、イジュームから南進しようとしているものの、ウクライナ軍参謀本部の15日の発表によれば、町の南にある村2カ所への攻撃は失敗に終わったという。
ハルキウ(ハリコフ)の北と東に位置するロシア軍は、ウクライナ軍による進軍を阻止しようと防御態勢を取ろうとしているが、最近になってウクライナ軍が奪還した町や村に向けて砲撃を続けているという。