ウクライナへの武器支援、「必要な限り実施」 ドイツ首相
(CNN) ドイツのショルツ首相は21日、ドイツは必要な限り、ウクライナへの武器支援を続けるとの考えを明らかにした。ドイツ産業連合の年次会合で述べた。
ショルツ氏は、リトアニアなど東部の同盟国との連携についても確認した。
ショルツ氏は「欧州や西側の民主主義国はウクライナに対する暴力的な攻撃を認めない」と述べた。そのため、ウクライナに対しては広範囲に武器の供与が行われ、ロシアに対しては前例のない厳しい制裁が科されたと語った。
ショルツ氏は「制裁は機能している」と述べた。制裁はドイツの企業を傷つけているものの、正しいものだとの見方を示した。
ショルツ氏は「自由には代償が伴う。民主主義には代償が伴う。友人や同盟国との団結には代償が伴う。そして、われわれはこの代償を支払う用意がある」と述べた。
ショルツ氏は、ウクライナ首都キーウ(キエフ)近郊のイルピンを訪問したことについて言及し、イルピン訪問によってウクライナが欧州の一員だと明確になったと述べた。ウクライナが欧州連合(EU)の加盟候補国となるよう前向きに支援すると語った。