独・ウクライナ、穀物輸出へ「あらゆる手段」
(CNN) ドイツのショルツ首相とウクライナのゼレンスキー大統領は8日、電話会談を行い、ウクライナからの穀物の輸出を可能にするために、あらゆる手段を講じることで合意した。ウクライナからの穀物の輸出が滞り、世界的な食料危機への懸念が強まっている。
独首相府の声明によれば、ショルツ氏はゼレンスキー氏に対して、5月28日に行われた独仏ロの首脳会談について説明した。
ショルツ氏とゼレンスキー氏はウクライナにおける現在の軍事的、人道的な状況について意見交換を行った。両首脳は、特に海上を通じたウクライナからの穀物輸出を可能にするためにあらゆる手段を講じることで合意したという。
8日にはトルコの首都アンカラで、トルコとロシアの外相が会談を行い、ウクライナからの穀物の輸出に関連した問題について協議を行っていた。
Had a phone conversation with @OlafScholz. Discussed enhancing defense support for. Raised the issue of RF's compliance with international rules of treatment of war prisoners. Stressed the importance of decisions on the integration of in .
— Володимир Зеленський (@ZelenskyyUa) June 8, 2022
ゼレンスキー氏のツイッターへの投稿によれば、ゼレンスキー氏はショルツ氏と、ロシアによる戦争捕虜の取り扱いに関する国際的なルールの順守について話し合った。ゼレンスキー氏は、ウクライナの欧州連合(EU)加盟の決断の重要性についても強調したという。