独、防衛企業通じてウクライナに軍事支援
(CNN) ドイツのショルツ首相は19日、ウクライナに提供できる兵器の在庫を使い果たしたものの、ウクライナ政府の要求を満たすために民間の防衛企業と協力すると述べた。
ショルツ首相はベルリンで開かれた記者会見で「兵器の納入に金を払うつもりだ」と明らかにした。
ショルツ首相は「大きな影響力を持つ兵器」がすでにウクライナに届けられたと述べ、ウクライナに対戦車兵器や防空兵器を提供するために防衛企業と協力すると付け加えた。
ショルツ首相は「我々は(ウクライナのために)これを可能にする準備ができている」とも明言した。
ショルツ首相は15日、ドイツ政府が今年の軍事支援費を21億6000万ドル(約2800億円)に引き上げ、そのかなりの割合をウクライナに向けると述べた。
ロシアの侵略に対抗するためウクライナから重火器を要求されたショルツ首相は、連立パートナーと野党から「優柔不断」「リーダーシップの欠如」と批判されていた。
ショルツ首相は「ロシアはこの戦争に勝てないかもしれない」というウクライナの同盟国の評価に同意していると語った。
ショルツ首相はまた、ロシア政府に対して「ウクライナの都市への爆撃をやめ、直ちに停戦を可能にすること」を呼び掛け、「ウクライナから兵士を撤退させ、ウクライナと真剣に交渉せよ。この恐ろしい戦争をやめろ」と要求した。