ウクライナ軍、南部ヘルソン州で2400平方キロ奪還
(CNN) ウクライナ当局の高官は7日、「全面戦争が始まって以降」、ウクライナ軍は南部ヘルソン州で2400平方キロの領土を奪還したと明らかにした。
大統領府のティモシェンコ副長官によると、ヘルソン地区で6集落、ベリスラウ地区で61集落が解放された。
ティモシェンコ氏によると、激しい戦闘や攻撃が数週間続いたアルハンヘルスケやビソコピリア、オソコリウカのような町では、重要インフラが大きく破壊されており、民間人の避難が続いている。地雷の除去も進められているという。
先月末に攻勢を開始して以降、ウクライナ軍はヘルソン州で着実に前進してきた。ウクライナ軍の成功を受け、親ロシア派の間ではロシア政府の戦争遂行努力を批判する声が上がっている。
ロシアが任命したヘルソン州政府の幹部、キリル・ストレムソフ氏は6日、同州の戦場に「穴」が空いているのは「無能な指揮官」の責任だと批判。テレグラムに投稿した動画で「実際、このような状況になるのを許したショイグ国防相は、将校として自らを銃で撃つこともできると言う人が多い」と述べた。
ロシア下院国防委員会のカルタポロフ委員長は6日、当局は戦況の変化について「うそをつくのをやめる必要がある」と訴えた。