ウクライナ当局者、東部ルハンスク州への進軍を確認 「進軍を継続」
(CNN) ウクライナ東部ルハンスク州の軍政当局トップ、セルヒ・ハイダイ氏は7日までに、ウクライナ軍が同州に再び入ったことを確認した。今後もルハンスク州方面への進軍を続ける見通しだという。
CNNは5日の報道で、ウクライナ軍がルハンスク州のフレキウカ村に入ったと伝えていた。
ハイダイ氏はテレグラムで、「フレキウカ」と書かれた標識を背景に立つ兵士の写真を見たと述べ、「従ってもうこれは秘密ではない。すでにフレキウカ村は解放された。我々はこの方面への進軍を続ける」とした。
ハイダイ氏はまた、ルハンスク州を進軍するウクライナ軍には厳しい戦いが待っていることが予想されると指摘した。ロシアのプーチン大統領がルハンスク州の併合を宣言する法令に署名したことを受け、現在の同州はロシアに吸収されている。
ハイダイ氏によると、先月末にドネツク州リマンを解放した後、主要な戦闘は同州クレミンナ方面で展開されており、ロシア軍はこの方面に主要な戦力を集結させているという。
ルハンスク州では4月から6月にかけ、ウクライナ軍が支配地域から徐々に押し出された。数週間続いた激しい戦闘で町や都市の大部分が破壊された。
アナリストの間ではロシア軍や親ロ派勢力の今後の動きについて、クレミンナからスバトベに伸びる新たな戦線の防衛を試みるとの見方が出ている。