ロシアの動員、徴兵逃れで計画通り進まず ウクライナ情報
(CNN) ウクライナの諜報(ちょうほう)によると、ロシアのプーチン大統領が先月発令した「部分的動員」で当局は数多くの問題に直面しているという。ウクライナ国防省のマリャル次官が明らかにした。
ウクライナの国防情報によると「相当数の徴兵適齢の男性が動員を逃れるために海外に逃亡したり、徴兵されないよう金を払おうとしている。一部の人は自傷行為に走ったり、病気を装ったりし、病院の精神科から不適格の証明書を受け取る準備さえしている人もいる」とマリャル氏はSNS「テレグラム」で述べた。
また、新兵は往々にして自費で装備を購入し、徴兵の訓練は「非常に短期間で行われるか、兵站(へいたん)部から直ちに敵地へ送られた」とマリャル氏は付け加えた。「ロシア司令部は実際の損失を隠すために、最近動員された兵士も含め死亡した兵士を大量に焼いている」とも述べた。
CNNはマリャル氏のコメントを独自に確認することはできない。しかし複数のビデオを調べたところ、動員は計画通りに進んでおらず、訓練と装備の不足が根本的な問題であることが示唆されている。