ベラルーシの「特別軍事作戦」への参加、「必要なし」 ロシア国防委員長
(CNN) ロシア下院のアンドレイ・カルタポロフ国防委員長は10日、ロシア国営RIAノーボスチ通信の取材に対し、ロシア政府が「特別軍事作戦」と呼ぶウクライナ侵攻について、ベラルーシ軍参加の必要性を重要視しない考えを明らかにした。
カルタポロフ氏は、ベラルーシ軍がロシア軍に加わる必要はないと語った。
これより前、ベラルーシのルカシェンコ大統領は、ベラルーシとロシアが、両国の軍事協力を深化させ、合同で部隊を編成すると発表していた。
ルカシェンコ氏は、ウクライナがベラルーシ領に対する攻撃を計画していると主張。ウクライナ側は「その情報は真実ではない」と応じている。
カルタポロフ氏は、合同部隊の配備は主にポーランドの行動に対応するためのものだと説明。ポーランドがベラルーシとの国境に部隊を配備し始めたと述べた。
カルタポロフ氏は、今回の配備について、ルカシェンコ氏やベラルーシの人々の不安を取り除くことが目的だとし、新しいグループではなく「連合国家」の枠組みの中で提供されるものだと述べた。