ソウル転倒事故の死者154人に、日本人含む外国人26人
別の目撃者は、29日の夜はまるで「満員の地下鉄」のようだったと証言。ハロウィーンのパーティーに繰り出した人たちが詰めかけ、動き回るのも難しかったと語った。
別の女性は、群衆が押したり突いたりし始めて、あちこちで叫び声が上がったと語る。この女性は迂回(うかい)して逃れたが、ビルによじ登って助かろうとする人もいたという。集まった人たちの仮装も混乱に拍車をかけていたいい、「叫んでいる警官もいたが、仮装した人があまりに多く、それが本物の警官なのかどうか分からなかった」と振り返った。
将棋倒しが起きるまで、人の流れはほとんどコントロールされていなかったという証言もあった。
狭い路地に人がひしめく動画や写真もSNSに投稿されていた。
最初の緊急通報が入ったのは午後10時24分ごろ。救急隊が急行したが、あまりの人の多さに、現場にたどり着くのが難しかった。SNSには、その場にいた人たちが救急車の到着を待ちながら、地面に倒れた人の救命措置を行う映像が投稿されている。
韓国の韓悳洙(ハンドクス)首相は、11月5日までを国家の服喪期間とし、公共機関や外交使節は半旗を掲げ、不要不急のイベントは延期すると発表した。