北朝鮮、短距離弾道ミサイル2発発射 朝鮮半島の東方沖に 韓国発表
韓国ソウル(CNN) 韓国軍によると、北朝鮮が28日、朝鮮半島の東方沖に2発の短距離弾頭ミサイルを発射した。
韓国軍合同参謀本部(JCS)の声明によると、ミサイルは北朝鮮東部の江原道通川郡から現地時間午前11時59分~午後0時18分に発射された。
JCSは「わが軍は監視と警戒を強め、米国と緊密に協力しながら完全な準備態勢を維持している」と述べた。
CNNの集計によると、今回は今年28回目のミサイル発射で、韓国軍が軍事訓練を終えるタイミングに重なった。前回の発射実験は13日だった。
北朝鮮の国営メディアは今月、ミサイル実験について6カ月ぶりに言及し、韓国の潜在目標に対して戦術核弾頭を発射する態勢の誇示を意図したと伝えた。
ミサイル実験の加速は地域の緊張を高め、日米韓はミサイル発射や合同軍事演習を行う対応を見せている。韓国空軍は、米国の最新鋭ステルス戦闘機F35Bを含む大規模な空軍の合同訓練を来週実施すると発表した。
米韓当局者は今年5月以降、北朝鮮が2017年以来の核実験を準備している可能性があると警告している。衛星写真では地下核実験場での活動が確認されている。