北朝鮮、短距離弾道ミサイル2発を発射 SLBMの可能性も

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北朝鮮の金正恩総書記/KCNA/Reuters

北朝鮮の金正恩総書記/KCNA/Reuters

(CNN) 韓国軍合同参謀本部は9日、北朝鮮から同日未明、短距離弾道ミサイル2発が発射され、日本海に落下したと発表した。

日本の井野俊郎防衛副大臣によると、ミサイルは午前1時47分から1時53分の間に発射され、日本の排他的経済水域(EEZ)の外側に落下した。

1発目の飛距離は約350キロ、最高高度は約100キロと推定される。2発目も同様の飛距離だったとみられる。

井野氏は、船舶への被害は報告されていないとしたうえで、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)だった可能性も含め、防衛省が分析を進めていると述べた。

CNNの集計によると、北朝鮮によるミサイル発射は今年25回目。特にここ2週間は頻度が上がり、直近では6日に短距離弾道ミサイル2発を発射。4日には弾道ミサイルが日本上空を通過していた。

韓国軍合同参謀本部は報道陣への文字メッセージを通して、「度重なる弾道ミサイル発射は国際社会と朝鮮半島の平和と安全を損なう重大な挑発行為だ」と強く非難し、北朝鮮にミサイル実験の即刻中止を求めた。また、米国と緊密に協力して監視態勢を強化し、即応態勢を維持すると述べた。

米インド太平洋軍司令部は声明で、米国の要員や同盟諸国への直接の脅威はないと発表。日韓両国の防衛への「揺るぎない関与」を改めて表明した。

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