米空母打撃群、朝鮮半島近辺へ移動と韓国 北のミサイル発射受け

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米空母ロナルド・レーガンから発艦するFA18型戦闘機を見送る乗組員/Communication Specialist Seaman Natasha Chevalier Losada/US Navy

米空母ロナルド・レーガンから発艦するFA18型戦闘機を見送る乗組員/Communication Specialist Seaman Natasha Chevalier Losada/US Navy

韓国・ソウル(CNN) 韓国の安全保障当局者は、米海軍の空母打撃群が朝鮮半島沖の海域に進入してくるとの見方を示唆した。北朝鮮による過去2週間での相次ぐミサイル発射を受け、朝鮮半島情勢は緊張が高まっている。

韓国の国家安全保障会議(NSC)は6日、北朝鮮が短距離ミサイル2発を発射した後で緊急会合を開いた。大統領府が声明で明らかにした。北朝鮮によるこのようなミサイル発射は過去12日間で6度目。

NSCは北朝鮮による挑発について、より強力な対応に直面することになると警告。具体例として米空母「ロナルド・レーガン」を中心とする空母打撃群の日本海への再展開に言及した。北朝鮮は4日にも日本上空を通過する中距離弾道ミサイルを発射。再展開はこの発射を受けて実施された。

韓国軍合同参謀本部も5日、米軍の空母打撃群の日本海再展開に触れ、「極めて異例の」動きと説明。「韓米同盟の断固たる意志を見せつけ、北朝鮮からのいかなる挑発や脅威にも毅然(きぜん)として対応する」考えを表明した。

ロナルド・レーガンの動向について問われた米海軍第7艦隊の報道官はCNNに対し、同艦の空母打撃群は現在日本海で活動していると回答。今後の作戦行動についてはコメントしないと述べた。

一方、北朝鮮の外務省は米海軍の空母打撃群の再展開を非難。国営朝鮮中央通信(KCNA)に寄せた声明で、朝鮮半島とその近辺における情勢の安定にとって深刻な脅威をもたらしていると牽制(けんせい)した。

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