ウクライナ軍、東部ルハンスク州の一部戦線で前進
(CNN) ウクライナ軍が反転攻勢を仕掛ける東部ルハンスク州のウクライナ政府側当局者は11日、激戦が続いており、北部から南部への方角に沿って主要な最前線が3つあるとの同州の現在の戦況を報告した。
同州の主要都市セベロドネツクの行政当局幹部がウクライナのテレビ局の取材に答えた。ロシアはルハンスク州に新たな動員令で集めた兵士を大量に投入しているともされる。
幹部によると、ウクライナ軍は同州スワトベ市やさらに北へ離れた地域の周辺で一定の戦果を得ている。スワトベの西方や南方へ前進しており、ロシア軍の弾薬庫なども破壊しているという。
ただ、ルハンスク州の全ての最前線では交戦が続いているとした。
ロシア軍の新たな徴集兵の展開が大きく目立つのは、同州クレミンナ市、ルビージュネ、セベロドネツクにリシチャンスク市。いずれもスワトベからは南方に位置し、ロシア軍が今年の春と夏に激しい戦闘などの末に掌握していた。ウクライナ軍は現在、これら4地域から数マイル(1マイルは約1.6キロ)内の場所へ進軍しているという。
ロシアはルハンスク州の一方的な併合を宣言している。