セバストポリのロシア艦隊への攻撃、ウクライナが初めて認める
(CNN) クリミア半島セバストポリで先月末にロシアの艦隊や港湾が攻撃を受けた件で、ウクライナは12日までに、ウクライナ軍が攻撃を実施したことを初めて認めた。
ウクライナ政府のクラウドファンディングサイトで、「2022年10月29日、海軍の無人艇がロシア艦を攻撃した。(作戦は)無人装置のみで実施された」と明らかにした。
サイトによると、「小型かつ高速」の無人艇がロシア艦3隻を損傷させた。この中には、ロシア黒海艦隊の旗艦であるフリゲート艦「アドミラル・マカロフ」も含まれていたという。
ロシア当局は掃海艇が損傷したことを認めたが、それ以外の艦艇については被害を認めていない。アドミラル・マカロフが大きく損傷したことを独立した立場から確認した情報はない。
クラウドファンディングサイトの目標は、こうした無人艇100隻からなる艦隊を編成すること。自国海域の防衛やミサイルを積んだロシア艦船の出港の阻止、商船の保護、秘密任務の実施に使われる見通しだという。
無人艇1隻のコストは25万ドル(約3470万円)と推計されている。