トルコ・シリア地震、続く捜索活動 162時間後に救出の例も
(CNN) トルコとシリアを襲ったマグニチュード(M)7.8の地震を受けて、がれきの下でまだ生存しているかもしれない被災者を救おうと救急隊が活動を続けているが、捜索・救助活動を行うには時間的に限界が近づきつつあるとの警告も出ている。
トルコとシリアで計3万4000人以上の死者が出ているが、地震から数日が経過した後でさえも奇跡的な救出が行われた例もある。
トルコのハタイでは12日、地震から約162時間後に10代の少女が救出された。トルコの地元メディアによれば、50歳の女性も12日、がれきの下で数日を過ごしながら救助された。
トルコのカフラマンマラシュでは11日、アブドゥルケリム・ベイさん(67)と妻のセネムさんががれきの下で発見され救出された。カフラマンマラシュでは、16歳の少年も集合住宅から生きて救出された。
トルコのガジアンテップでは、地震から132時間後に父親と娘が救助された。同じころ、ハタイ県では、34歳の男性が地中深くから救助された。
カフラマンマラシュで地震から60時間後に子ども1人を含む6人が救い出された際には「奇跡の脱出」と報じられた。
ハタイ県では、地震から52時間後にイギット・チャクマクくん(8)が崩壊した建物から救出された。
シリアでは、幼い姉妹が地震発生から36時間後に救出された。シリアでは7日にへその緒ついた新生児も救出されていた。新生児の母親は地震で死亡したとみられている。