地震で被災のサッカー・ガーナ代表、「未だ行方不明」と代理人 救出の情報を撤回
(CNN) トルコのサッカークラブでプレーするガーナ代表、クリスティアン・アツ選手の代理人は11日までに、同選手の行方が依然として分からないと明らかにした。トルコ南部では6日にマグニチュード(M)7.8の地震が発生。当初代理人はCNN Sportに対し、アツ選手が瓦礫(がれき)の中から救出されたと伝えていたが、発言内容を覆した形だ。
代理人は9日、ソーシャルメディアへの投稿で現在イスタンブールにいると説明。アツ選手はまだ見つかっていないとし、同選手と会う、もしくは話をしない限り、これ以上の情報の更新はしないと述べた。
8日の代理人のツイートで、当初の知らせに反し、アツ選手がまだ行方不明だということは明かされていた。代理人はこの前日CNNの取材に答え、アツ選手の所属するハタイスポルから「公式の確認」を得たと説明。クラブによれば同選手は病院にいて、安定した状態にあるとのことだったという。
9日、メッセージアプリの「ワッツアップ」で代理人はCNNに対し、クラブや在イスタンブールの英領事館、ガーナ領事館、保健省、外務省、トルコサッカー連盟との連絡を通じて情報を更新していると述べた。その上で、現在はアツ選手の捜索に全力を注ぎこんでいるとした。
アンカラに駐在するガーナの大使も9日、CNNに対し、アツ選手の消息をつかんでおらず、今も捜索中だと述べた。