ロシア政府、「国際刑事裁判所は非承認」 立件の報道受け
(CNN) 国際刑事裁判所(ICC)がロシアのウクライナ侵攻で戦争犯罪を立件すると報じられたことに対し、ロシア政府はICCの管轄権を承認していないとの立場を改めて表明した。
ロシア国営タス通信が、ペスコフ大統領報道官の発言として伝えた。
ペスコフ氏は「われわれはICCとその管轄権を承認していない。これが我が国の対応だ」と述べた。
ICCでは集団殺害犯罪、人道に対する犯罪、戦争犯罪、侵略犯罪が裁かれる。
ロシアは2016年、プーチン大統領の大統領令により、ICCから脱退した。現在、ICC設立規程の署名国は137カ国だが、規程を批准した加盟国は123カ国。米国は規程に署名したが、加盟国にはなっていない。