英、ロシアが依然として「最も重大な脅威」

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(CNN) 英政府は13日、安全保障への対応をまとめた「統合レビュー」を発表し、ロシアが引き続き英国の安全保障にとって「最も重大な脅威」だと述べた。

報告書の中で、今後2年で国防費を50億ポンド(約8100億円)増額すると明らかにした。

今回の報告書は2021年のものを改定した。変わったこととして、現在の英国の集団安全保障がウクライナ紛争の結果と本質的に結びついている点を挙げた。

長期的に見て、英国は国内総生産(GDP)に対する国防費の割合を2%から2.5%に引き上げることを目指すという。

中国については、「我々が見たいと望む種類の国際秩序に対して、時代を特徴づけるチャレンジを行っている」とし、中国のロシアとの連携の深化と、ロシアのイランとの協力関係の拡大という二つの動きを特に懸念すると述べた。

ロシアについて、英国の目的は、英国や欧州と太平洋、より広範な国際秩序の安全保障を混乱させようとするロシアの能力と意図を封じ込め、挑戦することとした。

中国については、中国をよりよく理解して英国の国益となる分野に自信を持って関与できるよう税府全体で中国に対応する能力を構築するために財源を倍増させるとした。

エルウッド下院国防委員会委員長は13日、地元メディアの取材に対し、国防費が増額されたことについて、ロシアと中国は「現時点で、これ以上の軍への投資を行わなかったことに安堵(あんど)のため息をついただろう」と述べた。

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