欧州歴訪のゼレンスキー氏、軍事支援を称賛 引き続き戦闘機「連合」の結成訴え

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パキスタン軍が保有する米国製のF16戦闘機=2013年11月4日撮影/Aamir Qureshi/AFP/Getty Images

パキスタン軍が保有する米国製のF16戦闘機=2013年11月4日撮影/Aamir Qureshi/AFP/Getty Images

(CNN) 欧州を歴訪したウクライナのゼレンスキー大統領は、会談した各国首脳から新たな軍事支援の約束が寄せられたことを称賛した。

ゼレンスキー氏は15日、スナク英首相と会談後、記者団に「ジョルジャ(・メローニ伊首相)、オラフ(・ショルツ独首相)、エマニュエル(・マクロン仏大統領)と大変良い会談ができた。今日は英国でも(スナク氏と)良い会談ができた。非常に重要で強力な防衛パッケージだ」と述べた。

公表された合意内容によると、ドイツは開戦以降最大となる30億ドル(約4080億円)規模の軍事支援を約束。フランスは装甲車と軽戦車を追加供与すると約束した。

ただ、ゼレンスキー氏は依然、ウクライナの協力国に「連合」を組んで現代的な戦闘機を供与するよう訴えている。ゼレンスキー氏は14日、ドイツの首都ベルリンでこの件に触れ、「簡単な問題」ではないと認めた。

イエルマーク大統領府長官は14日のツイートで、ウクライナが特に必要としているのは米国製のF16戦闘機だと述べ、「我々にはF16が必要だ。可能な限り早急に入手できるよう手を尽くしている」とした。

ゼレンスキー氏はコペンハーゲン民主主義サミットで15日午前に公開されたビデオ演説の中で、F16があればウクライナの「自由の防衛」に追い風になると指摘。「何カ月もかけて議論するような問題ではない」と訴えた。この動画はスナク英首相との会談の前に同サミットで流された。

スナク氏の報道官は15日、ウクライナ軍は英国が保有していないF16戦闘機を優先していることから、英国としては戦闘機を供与する予定はないと表明した。

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