検査した防空壕、約3分の1が閉鎖もしくは使用に適さず ウクライナ
(CNN) ウクライナ当局が検査した防空壕(ごう)のうち約3分の1が閉鎖されていたり、使用に適していなかったりしたことがわかった。ウクライナ非常事態庁が明らかにした。
今月10日の時点で、6万2912カ所の防空壕に対して検査が行われた。非常事態庁の11日の発表によれば、このうちの9.3%が閉鎖されている様子で、23.6%は使用に適していなかった。
全体のうち戦闘のために検査できなかった防空壕は1%未満だった。
非常事態庁によれば、首都キーウでは4655カ所の防空壕で検査が行われた。このうちの0.6%が閉鎖されていたほか、34.6%が使用できない状態だった。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、キーウで閉鎖されていた避難所を利用できなかったために3人が死亡したことを受けて、すべての防空壕を点検するよう指示を出していた。
検査には、地元当局や警察、非常事態庁などの専門家約2000人が参加した。