激戦の中でウクライナ軍は前進、領土も奪還 ゼレンスキー氏

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ウクライナのゼレンスキー大統領/Office of Ukrainian President

ウクライナのゼレンスキー大統領/Office of Ukrainian President

(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は12日夜の演説で、戦闘の過酷さに言及しつつもウクライナ軍は「前進」しており、領土を奪還していると主張した。

「戦闘は激しいが、我々は前進している。これは極めて重要なことだ。敵の損失こそがまさしく我々の必要としているものだ」とゼレンスキー氏は述べ、ここ数日の雨で任務がより困難になっているものの、兵士たちは依然として成果をもたらしていると強調した。その上で戦闘に加わっている人々や、それを支援している人々に感謝を表明した。

ゼレンスキー氏によれば、最も重要かつ激しい作戦が遂行されているのはタブリア、ホールツィツャの両方面だという。12日にはこれらの地域の司令官から、戦果と今後の活動に関する報告を受けたとしている。

作戦面での優位は保たれ、強化もされているとゼレンスキー氏は指摘。とりわけバフムートでの戦闘のおかげでこの地域の制圧を拡大できていると感謝を示した。

これより前、マリャル国防次官は過去1週間でバフムート地域のウクライナ軍が16平方キロの領土を奪還したと明らかにした。バフムートの左の側面からは1.5キロ、右の側面からは3.5キロ、それぞれ前進したという。

一方、ゼレンスキー氏の首席外交顧問を務めるイゴール・ジョフカ氏は12日、「反転攻勢の究極の目標は、全領土の奪還だ。そこにはクリミア半島も含まれる」と述べた。

CNNの番組司会者、クリスティアン・アマンプール記者とのインタビューで語った。反転攻勢の一部は既に進行中だが、詳細を明かすのは控えるとした。

また反転攻勢の作戦によってすぐに結果が出るとの予測には否定的な見解を示唆。目標の達成には何カ月もかかる可能性があると述べた。

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