ウクライナ陸軍トップ、北東部の「複雑さ」認める ロシア軍が攻勢
(CNN) ウクライナ陸軍トップのシルスキー司令官は16日、北東部ハルキウ州クピャンスク周辺について「複雑さ」を認めた。同地ではロシア軍が攻撃を続けている。
シルスキー氏はSNS「テレグラム」への投稿で、クピャンスク方面の状況が複雑化しているため、市の郊外を防衛する部隊で1日の大半を過ごしたと明らかにした。シルスキー氏によれば、ロシア軍はクピャンスクを封鎖して占領するために、さまざまな方面から主に囚人で構成された突撃部隊を使い、ウクライナ軍の防衛を突破しようと試みている。
シルスキー氏は、状況は困難ではあるものの、クピャンスクの防衛は維持されるとの見通しを示した。
シルスキー氏によれば、防衛の信頼性を確保するための重要な決定がいくつか下された。
ウクライナ軍は15日、クピャンスク市で陣地を強化したと発表していた。
ロシア軍は16日、この地域で、わずかに前進したと明らかにした。ロシア軍によれば、突撃部隊が割り当てられた担当地域で攻撃を行い、前線の状況を改善したという。