ウクライナ侵攻で子ども500人超が死亡 英慈善団体
(CNN) ロシアによるウクライナ侵攻が始まった2022年2月以降、ウクライナで死亡した子どもの人数が約541人となったことがわかった。英慈善団体セーブ・ザ・チルドレンが23日、報告書で明らかにした。
空襲やドローン(無人機)による攻撃は今夏、3倍に増加し、5月から8月までの子どもの犠牲者の数はそれまでの4カ月と比較して16%増えたという。報告書は国連が検証したデータを引用し、こうした攻撃の95%が人口密集地で起こったため、民間人全体の死者数が押し上げられたと指摘した。
23年5月以降、148人の子どもが死傷した。6月は子どもの犠牲が最も多かった月で、11人が死亡し、43人が負傷した。
セーブ・ザ・チルドレンは声明で、昨年2月以降、1680人あまりの子どもたちが死傷し、その死傷者の大部分はミサイルやドローンが住宅地に向けて発射されたためだと述べた。