キーウにロシア軍のドローン攻撃 侵攻開始以来で最大の規模

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ウクライナ首都キーウに対するドローン(無人機)の大規模攻撃によって損傷した建物を調べる警官=25日/Valentyn Ogirenko/Reuters

ウクライナ首都キーウに対するドローン(無人機)の大規模攻撃によって損傷した建物を調べる警官=25日/Valentyn Ogirenko/Reuters

キーウ(CNN) ウクライナからの情報によると、首都キーウに25日、ロシア軍による侵攻が始まってから最大規模のドローン(無人機)攻撃があった。

ウクライナ空軍はSNS「テレグラム」への投稿で、ロシア南西部のプリモルスコ・アフタルスクと西部クルスク州の2方面から主にキーウを狙って、イラン製ドローン「シャヘド」約75機が発射された。これは「記録的な数」とされる。

ウクライナ軍の防空システムが、キーウ州を中心に計6州で71機のドローンを迎撃した。迎撃作戦には対空ミサイル防衛部隊、戦術飛行隊、機動射撃班、電子戦部隊が参加した。さらに中部ドニプロペトロウシク州で、ロシア軍の誘導ミサイル「Kh59」を破壊した。

キーウ市軍政当局の報道官は、無人機が数回に分かれて複数の方向から飛来したと述べた。同報道官によると、キーウが攻撃を受けるのは今月4回目。

現地のCNNスタッフは、大きな爆発音や衝撃音が繰り返し聞こえたと報告した。

軍政当局は住民に向けて警告を発し、避難を促した。

クリチコ市長は、同市ソロミアンスキー地区の集合住宅など数カ所で火災が発生し、少なくとも2人が負傷したと発表した。このほかに市内の2地区で無人機の残骸が集合住宅を直撃した。

同市のポプコ軍事行政長官によると、ソロミアンスキー地区にある幼稚園の敷地内でも、無人機撃墜後に火災が起きた。

エネルギー省によれば、市内の住宅77棟と事業所120棟で停電が発生したが、電力会社は同日中に完全復旧を発表した。

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