ガザ教会での母娘射殺、イスラエル軍は責任否定か
(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区の教会で母親と娘が死亡した事案をめぐり、イスラエル軍は18日、母娘の死について、責任を否定しているようであることがわかった。
CNNは先に、ラテン・エルサレム総大司教区座が、教会内に避難していた母親と娘がイスラエル軍の狙撃兵によって射殺されたと明らかにしたと伝えていた。
イスラエル軍は慎重に言葉を選んだ声明で、16日の午前中に同地区での爆発について、イスラエル軍と教会との間で会話があったことを示唆したようだが、教会から死者の報告はなかったとしている。
イスラエル軍は声明で「教会の近くで聞こえた爆発音に関して、教会の代表者がイスラエル軍に接触した。イスラエル軍と地域社会の代表との会話の間、民間人の負傷や死亡の報告はなかった。イスラエル軍の調査結果もこれを裏付けている」と述べた。
CNNはこの食い違いの説明を求めようとしたものの、ラテン・エルサレム総大司教区座と連絡がつかなかった。
CNNはイスラエル軍に対して、より多くの情報を求めたが、イスラエル軍は18日夜、当初の声明に付け加えることはないと述べた。
イスラエル軍の声明によれば、ガザ北部の別の教会で起きた事案についても調査を行っているという。