ジャバリヤにイスラエル軍の攻撃、110人死亡 ガザ保健省
(CNN) イスラム組織ハマスが支配するガザ保健省のバルシュ局長は18日、パレスチナ自治区ガザ地区北部ジャバリヤに対して過去24時間で複数回のイスラエル軍の攻撃があり、少なくとも110人が死亡、数十人が負傷したと明らかにした。
ジャバリヤの野外診療所にいるバルシュ氏によると、18日午前の時点で既に110人の遺体がジャバリヤの古い墓地に埋葬され、依然として数十人が瓦礫(がれき)の下に残されているとみられる。
この古い墓地は使われなくなっていたが、近隣の墓地が砲撃により埋葬不可能になったことから、使用を再開せざるを得なかったという。
バルシュ氏が撮影してCNNに寄せた映像には、死亡した子ども9人が地面に横たわる光景が映っているように見える。そのうち4人は名前を記した白い布で包まれている。バルシュ氏によると、この4人はジャバリヤの3家族の子どもで、バルシュ氏自身の近い親戚も含まれているという。
CNNはガザ保健省の発表した数字について独自に検証できていない。
ガザ保健省は民間人と戦闘員を区別していないものの、バルシュ氏は死者の半数超は女性と子どもだと説明した。
イスラエル国防軍(IDF)はCNNに対し、同軍は国際法を順守していると説明。ハマスが「意図的かつ組織的に」軍事目標を民間人の中に紛れ込ませていると非難した。