イスラエル情報機関トップ、カタール首相と「前向きな」会談 人質解放交渉で
(CNN) イスラエルの情報機関モサドのバルネア長官とカタールのムハンマド首相が15日に、イスラム組織ハマスに拘束されている人質の解放に向けた間接的な交渉の再開に向けて会談を行っていたことがわかった。情報筋が明らかにした。
情報筋によれば、会談は「前向き」なものだった。イスラエルとハマスは直接対話をすることはない。
イスラエル政府はこれより前、バルネア氏のカタール首都ドーハへの訪問を中止すると発表していた。
今回の最新の会談は、イスラエル国防軍(IDF)が15日にパレスチナ自治区ガザ地区で、誤ってイスラエル人の人質3人を射殺する前に計画されていた。情報筋によれば、人質誤射の事案によって、今回の会談の緊急性が増したという。
イスラエル当局者は14日、CNNの取材に対し、戦時内閣は協議再開に取り組む環境が整っていないと感じていると明らかにしていた。
カタールと米国は、ガザにいる100人余りの人質のさらなる解放に向けた新たな提案を行うなど交渉の再開を試みている。