国連調整官がパレスチナ自治区から退去 ビザ取り消しを受け
(CNN) 国連は18日、中東和平担当副特別調整官とパレスチナ常駐調整官を兼務するリン・ヘイスティングス氏がパレスチナ自治区から退去したと発表した。
国連の報道官によると、ヘイスティングス氏は16日に現地を出発した。
イスラエル外務省は今月初め、「国連の偏見」を理由にヘイスティングス氏の査証(ビザ)更新を見送っていた。
世界保健機関(WHO)パレスチナ事務所の代表、リック・ペーペルコルン氏が暫定的に代理を務める。後任については後日、発表するという。
同報道官は、国連事務総長がヘイスティングス氏の示した熱意とプロ意識、独立性と公正さに感謝していると述べた。