能登半島地震、生存者救出は時間との闘い
(CNN) 石川県能登地方を震源とするマグニチュード(M)7.5の地震で、がれきの下に閉じ込められた生存者を救出しようと、救助隊が各地で奔走している。地震による死者は少なくとも30人に上っている。
能登半島を襲った地震により、建物が倒壊したほか、火災も発生した。津波警報も出されたが、その後解除された。
岸田文雄首相は対策本部での会合後、記者団に対し、被災地へ向かうための道路が寸断されていると述べた。
岸田氏によれば、当局者がヘリコプターで上空から現地を視察し、道路の寸断や土砂崩れ、火災などの被害を報告した。
石川県の当局者によれば、同県では少なくとも30人の死亡が確認された。
地震によって最も被害を受けたのは輪島市の中心部のようだ。輪島市の当局者はCNNの取材に対し、同市で15人の死亡を確認したと明らかにした。
公共放送のNHKによれば、地震後に発生した火災のため、輪島市では100軒以上の店舗や住宅に被害が出た。
岸田氏によれば、自衛隊も警察や消防とともに被災地での救助作業にあたっている。
岸田氏は、被災者の救出は時間との闘いであり、倒壊した建物からの被災者の救出は一刻も早く行う必要があると述べた。