イスラエル首相、ハマス撲滅は「誰にも止められない」
(CNN) イスラエルのネタニヤフ首相は、同国が進めるイスラム組織ハマスを撲滅する取り組みをめぐり、「我々を止めることは誰にもできない」と述べた。ネタニヤフ氏は13日に、ハマスとの戦闘開始から100日が経つのに合わせて記者会見を行った。
ネタニヤフ氏の今回の発言は、国際司法裁判所(ICJ)がイスラエルに対して戦闘行為の停止を指示したでも、それに従わない可能性を示唆している。ICJでは、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ地区でジェノサイド(集団殺害)を行っているとして、審理が行われている。
ネタニヤフ氏は、南アフリカがガザでの行為をジェノサイドだと主張して提訴したことについて、「偽善的な攻撃」と呼び、ユダヤ人に対して新たなホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を実行しようとする人々の要請によるものだとの見方を示した。
ネタニヤフ氏は、ガザにあるハマスのトンネルから、アドルフ・ヒトラーの「我が闘争」などの反ユダヤ主義の品々が発見されたと明らかにした。ネタニヤフ氏によれば、ガザにある家では、ヒトラーの画像がスクリーンセーバーになっている子どものタブレット端末が見つかったという。