新型の準中距離弾道ミサイルでウクライナを攻撃 プーチン氏

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クレムリン(ロシア大統領府)で国民向けの演説を行うプーチン大統領/Vyacheslav Prokofyev/Pool/Getty Images

クレムリン(ロシア大統領府)で国民向けの演説を行うプーチン大統領/Vyacheslav Prokofyev/Pool/Getty Images

(CNN) ロシアのプーチン大統領は21日、核弾頭を搭載していない極超音速の準中距離弾道ミサイルでウクライナを攻撃したとテレビ演説で明らかにした。ウクライナが米国製や英国製の長距離ミサイルでロシア領を攻撃したことへの報復措置とした。

プーチン氏によると、同日行ったウクライナ東部ドニプロの軍需施設への攻撃では新型の準中距離弾道ミサイル「オレシュニク」を実験的に発射したという。実験は成功し、ウクライナには同ミサイルを迎撃する手段はないとも主張した。

これより前に、米当局者はCNNにロシアがドニプロへの攻撃で「実験的な準中距離」弾道ミサイルを用いたとの見方を示していた。

ウクライナ軍はロシアが大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したと指摘していた。

プーチン氏は演説でウクライナによる米国製の「ATACMS(アタクムス)」や英国製の「ストームシャドー」でのロシア領攻撃を非難し、「ウクライナでの地域紛争は世界的な性質を帯びてきた」と述べた。

また、プーチン氏はロシアの軍事施設への攻撃で兵器の使用許可を出した国々の軍事施設に対して、ロシアは攻撃する権利を有するとの考えを示し、西側諸国をけん制した。

超党派の米非営利組織(NPO)、軍備管理不拡散センターによると、準中距離ミサイルの射程は1000〜3000キロメートル。

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