台湾の百貨店でガス爆発、5人死亡
台北(CNN) 台湾中部の台中市にある百貨店で13日にガス爆発が起き、消防当局によると少なくとも5人が死亡、20人が負傷した。
爆発は同日昼、百貨店の12階で起きた。消防当局によると、このフロアはフードコートの建設工事中だった。ビル内や周辺から約235人が避難した。
現場には消防士約130人が出動し、救出活動を続けている。
爆発時の映像には、大音響とともにがれきやビル外壁の大型パネルが吹き飛ばされる場面が映っている。通行人が撮影した映像では、下の道路にがれきが散乱し、被害者2人が横たわっていた。
![爆発の後、路上に散らばった瓦礫/TVBS/AP](/storage/2025/02/13/93aafa59b630abab0a07ad0ab93506c7/ap25044206327127.jpg)
爆発の後、路上に散らばった瓦礫/TVBS/AP
歩道や停止した車の上に窓ガラスが落ち、12階から煙が立ち上る映像や、ビル内部で損傷したパイプから水が噴き出している映像もある。
地元消防当局が公開した映像では、フロア全体ががれきの山と化し、緊急対応要員がそれを懐中電灯で照らしながらかき分けていた。
台湾の頼清徳(ライチントー)総統はフェイスブックへの投稿で、保健省など複数の政府機関が対応に乗り出していると述べ、当局に迅速な原因調査を求めた。
台湾では2014年、南部の高雄市で地下のガス漏れによる大規模な連続爆発が起き、二十数人が死亡、数百人が負傷した。