「最良」の米航空会社はデルタ、定時着陸や紛失荷物など基準
ニューヨーク(CNNMoney) 米国の航空券情報サイトは9日までに、同国の最良の航空会社としてデルタ航空が選ばれたと発表した。年恒例の調査結果で、今回は欠航便や紛失荷物の少なさ、定時着陸の比率などを基準に選んだ。
米南部アトランタを拠点にするデルタは昨年調査で6位だった。今年は、キャンセル便の少なさや顧客サービスの改善度で首位に浮上した。
同サイト「Airfarewatchdog」によると、定時着陸ではアラスカ航空が1位だった。米国の最北部にあるアラスカ州は冬季の荒天で離着陸の遅延を強いられることが多いが、同サイトはアラスカ航空は雪の処理に長じていると指摘した。
また、就航便の目的地の多くが気候温暖なハワイ、カリフォルニア両州やネバダ州ラスベガスに集まっていることも高い定時着陸に寄与していると説明した。
フライトに搭乗出来ない乗客が最も少なかったのはジェットブルー航空で、定員以上の過剰予約の解消に励む同社の社風が功を奏したとしている。ただ、欠航便の多さでも同社が首位だった。米国で最も混雑が激しいニューヨークのケネディ国際空港を拠点にしている事情が絡んでいるとみられる。
荷物処理で最も問題がなかったのはバージン・アメリカ航空だった。同社の大半の便が直行便であることを反映している。荷物紛失などは接続便で起きる例が大半だという。
この項目で最悪の評価を受けたのはサウスウエスト航空だった。同航空は他社と異なり、最初の荷物2個は無料で扱っているが、それだけさばく荷物の量が多いとしている。