NY株価が最高値更新 共和党の勝利を好感
ニューヨーク(CNNMoney) 5日のニューヨーク株式市場は中間選挙で共和党が大勝したことが好感され、大企業で構成するダウ工業株平均の終値が前日比100.69ドル高の1万7484.52ドルとなり、過去最高値を更新した。
S&P500種指数も11.47ポイント高の2023.57と過去最高値を記録した。エネルギー株の伸びが大きく、石油・ガス開発のデボン・エナジーやチェサピーク・エナジー、電力大手NRGエネジーといった銘柄の上昇が目立った。
米投資顧問会社ヌビーン・アセット・マネジメントの株式戦略責任者のボブ・ドール氏は「2016年の(大統領)選挙に向け、共和党は議会の通過が容易な少数の課題に力を入れるだろう」と指摘する。
特にカナダの油田とテキサス州をつなぐパイプライン「キーストーンXL」建設を認可し液化天然ガスの輸出を容易にする作業が優先課題となりそうだ。米国に比べ他国の天然ガス価格は高く、これが実現すれば米エネルギー関連業界にとって大きな追い風となる。