ロンドンの航空管制システムに障害 欠航や遅延相次ぐ
(CNN) 英国で12日、航空管制システムに技術的な障害が生じ、ロンドン周辺の空域が一時閉鎖された。英航空管制機関(NATS)は、すでに航空管制システムは復旧したとしているが、今後ロンドンを発着する便に欠航や遅延が相次ぐなど、混乱が予想されている。
ヒースロー空港によると、NATSの管制システムは、「現在は機能しており、安定している」が、グリニッジ標準時(GMT)午後5時30分までに約50便が欠航になり、12日夕方から13日にかけて欠航はさらに増える見込みだという。
この不具合で、ヒースロー空港では大きな混乱が生じている。
第5ターミナルの手荷物受取所では、コンベヤーのそばにまだ引き取られていない数百個の荷物がそのまま置かれている。一部の到着便にコンベヤーが割り当てられず、乗客の中には待ちくたびれて、荷物を受け取らずに空港を後にする人がいたという。
格安航空会社ライアンエアーの広報担当、ロビン・キーリー氏によると、同社のフライトは予定より遅れて再開する見込みで、欠航の予定はないという。